1.水上海水淡水化設備をMetito社がSWCCに3隻納入
SWCCは巡礼シーズン中にメッカとマディーナで急増する飲料水の需要を満たすために、Metito社によって開発された水上海水淡水化設備(海淡バージ)を3隻配備した。1隻あたりの造水能力は50,000㎥/日である。
160万人を超える巡礼者がサウジアラビアに来訪するため、海淡バージのタイムリーな導入は、飲料水の途切れのない供給を確保するためのサウジ政府の積極的な対策の一環であると同報告書は述べた。
2.SWCCと信州大学が淡水化産業開発で合意
SWCCと信州大学は日サビジネスラウンドテーブルにおいて、Khalid bin Abdulaziz Al-Falih投資大臣、岩井文雄駐サウジ日本大使、および両国の関係者数名が出席した。RO膜技術や海水淡水化工程における膜汚染防止、エネルギー効率化に加えて、無排水化 (Zero Liquid Discharge) や精密ろ過、RO膜濃縮水からのミネラル回収などの革新技術の開発についてMoU署名した。