【注目文献・記事の紹介】

GWI WaterDataのWater Patent Trackerから取得した、2021年に公開された出願特許の分析を紹介します。この分析の結果は、新技術の特許出願という点において、新たな汚染物質に対する懸念と脱塩プロセスの最適化の必要性がマーケットの最も活発な領域であることを物語っています。PFAS（ペルフルオロアルキル物質）の分解において新たな解決策が開発されています。一方、脱塩法として世界標準となったRO技術において、造水単価への強いプレッシャーが継続的なイノベーションの必要性を作り出しています。脱塩プロセスにおける新たなブレークスルーを求めて、スタートアップ/既存企業の双方からイノベーションの波が押し寄せています。

技術別出願特許数（上位5件抜粋）

1.RO膜

2.Capacitive Deionization

3.ROシステム

4.促進酸化処理（プラズマ法を除く）

5.正浸透法

テーマ別出願特許数（上位3件抜粋）

1.PFAS

2.ソーラー脱塩

3.リチウム回収

以上